【漫画】リビルドワールド 第24話①~③2021/08/07~ 2021/8/21【感想】

ニコニコ静画2021年8月更新分の リビルドワールドのコミカライズの感想です。 第1週~3週までの更新合体分となります。

 

コミカライズ更新分の感想。(コミックス5巻収録)

 

まじめな子が空気を凍らす現象の極端なケース。

何となくの行き当たりばったりで済ませず言語化の訓練もしてくれる

アルファの長期育成。

命がけOJT

www.hrpro.co.jp

 

聞き上手の褒め上手でブラボーでハラショーでありがとう。
教えて育てるのが教育だよ…考える力だよ…

 

アルファの誘導はするけど聞いたら答えてくれるとこスキダヨ

 

アルファの索敵精度について、

アキラくんがこの世の終わりのような顔面で反応するの

もう、「なんとかならないとき」を知ってる人間の反応過ぎて…
それを1コマで物語るの…綾村先生の手腕がお見事としか言いようがないよね。
一寸先は闇どころか奈落かなぐらいの絶望感よ。

 

 

レイナくんの外套が、お嬢様学校の健診用マントかなんかに見えるせいか、

たまにシオリさんが
ナースの類に見える(修羅場くぐってる系)。

 

お嬢もご実家では
お人形さんもびっくりな豪奢なお洋服をお召しになっていたのかな...

(髪型がゴージャスなので)

 

 別嬪さんの代名詞!
 機能美の権化!

 柔軟な頑固!
 それがシオリさん! ヒュー!

確固たる意志を裏付ける毛束間の眉が美しい!

ちょっと濃いめに塗られたリップが大人の象徴っぽい。

勝手なイメージだけどリップ自体はマット寄りで
持ち前のツヤで輝いてる(希望)

 

 

この三者三様の立場の違い由来の認知の歪み、好きですね...

なんとかしてきた人
なんとかしてもらってきた人
なんとかならなかった経験のある人

 

歩み寄り方のクセが強さ、命がけの現場を考慮しても妥協点が独特で好きですね...

あとシオリさんの結い髪美しいです。

 

レイナくんな、おうちでも大事にはされてて
ドランカムの年頃の近い子たちにもなんだかんだ良くしてもらってて

それが人の世の当たり前だって思ってたから
心のままの言動でのびのびお過ごしだったけれども

 

アキラくんは、道徳はまだ習ってないのでな…
なおNOは言える。

 

毎度思うんだけど、アキラくん人の話をちゃんと聞けるし

口挟むときはいきなりじゃなくて
それなりに何か言ってから主張し始めるから…
毎度毎度新鮮な気持ちで好感を持ってしまう。


「オイ」とか「な...っ」とかじゃなくて

「待ってくれ」


しかも、その後が結論ありき…

大変に簡潔…!妙な前置きとかしないの!

 

アキラくんの、身の丈以上に盛られた評価を是としない姿勢、大変に好感が持てる。

notなあなあ

 

応えられないことに対する誠意と
応えられることには報いたい誠実さの裏打ちのようでね...

 

あとアルファの力と
自分の実力を
無意識的に一緒の勘定に入れてないところ大変に良い…

 

 

 

 

盛りに盛られた評価に対するイメージ修正のために交わされる一問一答。
簡潔なのに根拠の提示を忘れない…


辛うじて⇒弾薬
という目で見えて残もわかるものを挙げるの、

想像しやすくて伝わりやすいね…
伝えるようとする意思…
(普段の生活のあれこれを思い返しながら)

 

 

面倒ごとの凶悪さを知らぬ、無垢なる問いがアキラくんを襲う。

お付きのシオリさん
+
顔面パーツの縦の配置
+
感情と表情が直結
といったことも相まって

書籍のときよりレイナのお嬢の印象が幼なげに見える。

 

そうか、お嬢あの班で妹ちゃんポジションだったか…

アキラくんが反論でガウガウ返してくるの珍しいよね、貴重な機会を引き出してくれてお嬢ありがとう。


 基本的に必要最低限の省エネ受け答えか、
優しくしてくれるおねえさんとの会話だと主導権ほぼ握られてるから
語気強めな状態は珍しいね。

現場とは思えぬ微笑ましさ。
身長差とサイズ感と、なんともいえない距離感。

 

 

行動の軸がお嬢って決まっているから、
独特な舵取りと柔軟な提案ができるシオリさんは
スゴイナー…

 

口も出す、お金も出す、
それでもお嬢の意思は尊重する。

なかなか出来ることではない、常人にはできない覚悟がもうずっと前からキマっているんだ…


メイドさん+ごりごりの武装+現金(紙幣)

外国文翻訳並に、結論ありきなアキラくんの受け答えのやりとりが組み合わされることにより妙にじわじわくる。
(その次のコマでお金はリュックにしまう、好き)

お金の授受があったのでお仕事として取り組む意思を見せるのも良き

 

 

 おかしい、ここ現場なのにお嬢のコミカルが止まらない。
みえみえな取り繕い方、あんまりにもありのままに生きてる...
両サイドのお二人が淡々としてるのでとんでもねえ甘辛ミックスが爆誕したままスルーされてる

 

ドランカムの子らならわちゃわちゃしそうなものなのに。

お嬢の活きが良いため
すぐ行こうフォントも
ハザワくんフォントも易々と纏う…

多彩なフォント、元気いっぱいなお嬢。


そして孫の手よりも歩み寄ってくる武闘派のメイドさんもついてくる、

「ツー」と鳴る前に「カー」と提案してくる...


アルファさんが軽い気持ちで補助輪外したら

どえらい軋轢を生んだ好例。

 

アルファのお衣装、肩まわりにシャツが映り込まないと首傾げも相まってどえらいセクシーでびっくりした。
そしてぐぬぬ顔のアキラくん、煤けたような頬の汚れが猫のひげみたいで
だいぶネコチャン

 


 お嬢、盆暮れ正月に遠方からやって来た親戚の
遊んでほしいちびっ子感がある。

多分シオリさんの後ろに居るのがそれ感を強調している。

ただそのメイドさん
乳母じゃないってわからせてくる眼光をしてるし、

その鋭さと眉上の盛り上がりの生気が素敵。

 

説明を乞われたら言葉を飾らず端的に理由を述べてくれる誠実さ、

お仕事の点では美徳だけど、少々たとえ話含めて殺傷力が高過ぎる。

言い分がごもっともが過ぎる…
すっごくわかりやすいけど伝わり過ぎる。


お嬢の顔が正面きってNoされたときのちびっ子の既視感ある。

 

アキラくんが誠実(独自の尺度)な対応での聞き取り作業に取り組むたび

どんどんお嬢は追い詰められていくし、異なる常識は叩き込まれていく。

あと絵面の温度差が激しくてさいこう。

全くいじわるする意思がないのに

お嬢の眉はつりあがっていくしフキダシも尖っていく

 

今回アキラくんとお嬢が交互に喋ってくれるものだから

アキラくんとお嬢の色んなものが対照的に映るなどした。

煤けた頬と、満載リュック。

うるツヤ唇と汚れの無い白い外套。

なお、お互い美女は引き連れてる模様。

 

 


シャバでの質疑応答ってこんなに困難だったっけ…?

とも思わなくもないけど
訊いたら説明するし
意図の確認と訂正の意思はみせるし、

自分は絶対に正しい!っていう頑なさ&同時進行マウントもない。


徹底的に自分の価値基準(物騒)だけは譲らない。

この緩急が…くせになる…

真面目な子、極端なところまで想定するよねわかる。

 

でもって真面目な上に、痛い目に遭ってきた(inスラム)子だから

notなあなあなんだね...

 

それが極端で、スタンダードな考えとはズレてるの分かっているけど尋ねられたらここまで言葉を尽くしてくれるの

なかなかないと思う。途中でめんどくさくなって説明を放棄しないのすごい。

自分の常識を疑いまくっているからこその丁寧さ。

(『ふつうわかるだろ察して』みたいのがない)

 

自分の意見ごり押ししないで、

自分の意見を受け止めないという選択もご提示するの
何度読んでもささくれ自尊心でよくぞここまで…

っていうアンバランスさなんだよな…
コンプラのある修羅

 

覚悟がきまってるからこそ
シオリさんから全く目を逸らないんだろうね...

 

アキラくんの真面目さと誠実さで、

力と小器用なコミュ力がなければ痛い目にも遭っただろうに…
そしてシオリさんと命(タマ)の取り合いをする覚悟までキメなくてよかったのに

 

幾重にも顔に重なる影と
ドスの効いた大迫力明朝系フォント ひゅー(歓声)

シオリさんの脅し方、面子問題に触れた際の反社っぽくて大変に物騒。


美しき毛束とつやつやの唇、真っ黒な目の対比が強烈。
止めに入るお嬢のハザワくんフォントで
この書体の真骨頂をみたよ…こんなに悲哀込められるんだね。
シュール系に強い書体と思ってた。

 

お嬢のプライドずたずたファインプレーにより
アキラくんとシオリさんの戦闘は回避され、空気が変わったわけですが

それに伴いまして


空気を読む力が尊ばれる現代、
空気を変えられる力も評価されてほしい感がよぎる。

 

 

突然のアルファさんによるジト目、
不用意な発言由来のやらかしに対する「ちょっとしたお叱り」のていで

割と切実度の高い訴え。

『だろう判断』の危険性を再確認しますね。

少々の弁解はするけどアルファにはすぐ謝るアキラくん
首根っこ掴まれたネコチャンが過ぎる。

 

アルファのOJT、やらかし後のフィードバックまで手厚い。
育成に対する本気度をひしひしと感じる。

 

 依頼に対する誠実な姿勢について褒めるてくれるシーン、

原作でも好きだったので
絵がついて表情付きで触れてくれてうれしい。
何度でもうれしい。

 

破損シタサソリ、遠近法云々を置いてみたとしても
足(節足)が太い。

 

影の付き方が海洋堂フィギュアめいていて生きて感がある…


虫じゃないサイズの虫、大変に危険でよき…


次回はその物騒なのが、地球防衛軍よろしく状態で

跳梁跋扈すると思うと胸が高鳴りますね!